とある物理屋さんの日記

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湯気は水蒸気?

お風呂などで見ることができる湯気は、実は気体ではない。

 

あの湯気は小さな液体の水の粒の集まりである。近くにガラスなどを置いておくと、その水がくっついて水滴になるのを見たことがあるだろう。

 

気体というのは目に見えない。気体の水とは、温度が100度以上で無色透明である。

 

なぜ湯気を気体と勘違いしてしまうのかというと、気体の水は温度が100度を下回ると凝結して液体になってしまうからだ。気体がいきなりペットボトルの水のような水の塊にはなれず、小さい粒として液体になっていく。この小さい粒はとても軽いので簡単に空気中を飛び回ることができ、これが湯気の正体である。

 

沸騰したお湯を見てほしい。お湯の表面は気体なので、白い湯気は見えないはずだ。

 

 

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