ロンスキアン
高階の微分方程式を解いていると、関数などが線型独立かどうかが気になる。
解がと求まったとき、であったら実質となってしまうからだ。
そうならないためには、を満たすとがのみである必要がある。
これを確認するために、1回微分したを用意する。
この2式をまとめて行列で書き表すと、
となる。
これをみたすがのみであることは、
と同値であり、この行列式をロンスキアンという。
3つ以上の関数が線型独立かどうかを調べるときは、3回以上微分をして同じことをすればよい。
2階の微分方程式を解いたときには2種類の一般解が出てくるが、それらが独立な解であるかを確かめるのに「ロンスキアンがゼロでない」ことを利用するとよいだろう。
【この記事をご覧になってくださった読者様へ】
2018年11月より高校生や大学生家庭教師に向けた、高校物理のポイントをわかりやすく解説するサイトを開設しました。
大学入試1次試験(センター試験)物理で満点を記録し、旧帝大の後期試験では数学・物理共に9割得点で合格した筆者が、物理を自在に操る方法を伝授します!
現在は分野ごとに重要となる考え方をまとめた記事を、わかりやすく・読みやすくバンバン執筆しています!
是非ご覧になってください!詳細はコチラ↓